陽助さんの部屋

鉄拳/ラス仁・花仁・真仁 はた細/白キラ・ヘルキラ

七夕のお話。

今日は七夕というイベントらしい。

ガムリンが、笹飾りというものを持って来た。

ミレーヌがはしゃいで、飾りをつけている。

「ねぇ、バサラもお願いごと書きなさいよ。」

「あ?」

オレは気のない返事を返す。

「短冊ならたくさんあるから、いっぱい書くといい。」

ガムリンが、紙切れを渡して来た。

願い事?なんだろうな。

オレの想いが伝わる様に。。。

なんて、願いたくはない。自分でなんとか出来なくても

自分でなんとかしたい。願って叶っても嬉しくはない。

「願い事なんてねーよ。」

紙切れを、ガムリンに突き返す。

「なんでもいいんだぞ。」

「ねーもんは、ねーんだよ。」

「こういう事に、ノリが悪いのよ、バサラは!」

「うるせーな。」

「書けたぞ〜。」

レイが嬉しそうに、紙切れを持ってくる。

「なになに?どんなお願い???」

ミレーヌが食い付く。

「ダメだダメだ。見られたら叶わなくなりそうだからな。」

そう言って、ミレーヌに届かない所に紙切れをつける。

「見るなよ。」

「レイのケチ。」

「バサラ、1枚くらいなんでもいいから書いたらどうだ?」

「しつけーな。」

「願い事がないくらい、満たされてるのかもしれないが。

 なにかあるだろう。」

「………………。」

ガムリンから、1枚紙切れを奪う。

「なになに?ガムリンの鈍感が治ります様に?」

「ほらよ。」

「俺が鈍感?」

「変なお願い。」

ミレーヌが、紙切れを笹に付ける。

「ガムリンさん、これこの後どうするの?」

「今日1日飾ったら、燃やすんです。」

「燃やすの?」

「願い事が、天に届く様に。」

「へー。」

「なぁ、なんで離れた二人が出会う日なのに、願い事が

 叶うんだ?」

「私も、詳しくはわからないが。彦星と織り姫は星だから

 願いをかけるものなんだろう。」

「ぜんぜんわからねぇ。」

1年逢えないのか。でも、逢える。

想いも伝わってる。なんて事ねーじゃねーか。

オレの場合は、いつでも逢えるが想いが全く伝わらない。

山を動かすのよりも、難しいんじゃないかと思えるくらい。

オレの歌、わかってくれているんだが、オレのハートは

伝わってない。

「はぁ。」

ため息が漏れる。

「なによ、ため息なんかついて。ため息つくような事が

 あるんなら、願い事書けばいいじゃない。」

「うるせーな。なんでも書きゃいいってもんじゃねーんだよ。」

「なにか私がしたのか?」

「は?」

「なにか気がついてない事があるのか?」

「わかんなきゃ、いい。気にすんな。」

「お前がため息つくほど思ってるのに、気にしない訳には

 いかないだろう!」

めんどくせぇ事になった。。。

「なんだ?なんでも言ってくれ。」

言える訳ねーだろ。うるせーのが居るし。

「歌、聴いてくれりゃ、それでいい。」

「歌なら、いつでも聴く!それだけじゃないだろう?」

「いいんだよ。」

「良くはない。」

「まぁ、まぁ、そろそろ昼だ。飯にしよう。」

ナイス、レイ。

ガムリンは、変な時にしつこいから困るな。

「お昼なぁに?」

「カレーだ。」

「え、、、辛いの?」

「大丈夫、ちゃんと分けてあるからな。」

「よかった!バサラの舌になんか、合わせられないもの。」

レイのカレーか。久しぶりだな。

「バサラ………。」

「あ?」

「スマン。」

「は?」

「わからなくてスマン。」

「謝る事じゃねーよ。」

「そうか、ならいいんだが。」

「レイのカレー、旨いぜ。オレ用の方が味がいい。試してみるか?」

「辛いんだろ?でも、試してみるか。。。」

「ははは。」

伝わらない事は、なんとも胸が苦しい。でも、それもいいんじゃねーかと

最近思う様になってきた。

切ない気持ちになれるなんて、然う然うねーもんな。

ガムリンには感謝しなきゃな。

色々、助けてもらってるし。

色んな感情ももらってる。

たとえ、この想いが伝わらなくても、一緒にいられるだけいい。

顔を見られるだけマシだ。

「バサラ、なに、ボーッとしてんのよ。」

「レイのカレー久しぶりだと思ってな。」

「そんなに作ってなかったか?」

「頂きます。う、、、、辛い。。。。。」

おわり。

情熱が足りないバサラになってしまった。。。。

七夕の情報もあやふやに。。。。

あ、、、、、、ビヒーダ忘れてた。。。。ヒドすぎる。。。。

ごめんなさい。ビヒーダ。