バサラの部屋のドアを開けると、マントを着たバサラが現れた。
「!」
「よお。」
「び、びっくりした。」
「お菓子はいらないぜ。イタズラはしてもいいけど。」
「仮装して出かけるのか?」
「いや、近所のガキが来るのを待ち構えてる。」
驚くガムリンを中に招き入れると、お前も着ろと悪魔の羽根らしき
モノを渡される。
「私も着るのか?」
「お菓子持ってんのかよ。」
「いや…。」
「じゃあ着た方がいいぜ。」
「???」
訳も分からず、羽根をつけるガムリン。
どたどたと階段を登る音がする。
子供が数人居る気配がする。
「お菓子ないんだが…。」
「ないならこっちからもらうまでよ。」
「は?」
「バサラ!とりっくおあとりーと!!」
がちゃりとドアを開けて
「お菓子よりもイタズラが欲しいぜ!!!」
「?!!またかよっ!!!」
バサラが飛び出す。子供が叫びを上げて逃げる。
「ほらほら!イタズラしてみろ!!!!」
「バカバサラ!!!」
子供達がバサラに一言残して散って行く。
「バ、バサラ?」
「世の中そんなに甘くねーっての。」
子供達が落として行った飴を拾うとガムリンに投げる。
「ほらよ。お菓子食えよ。」
「…………。」
隣の部屋のドアが開く。
「バサラ、、、いい加減お菓子をやったらどうだ?」
騒ぎを聞いてレイが言う。
「いいんだよ。ああ見えて結構楽しんでんだから。」
「毎年、オレはお菓子を用意してるのに、お前がそうだから
配れないじゃないか。」
「サンタみたく配ってくれば?」
「お前、、、。」
バサラの毒舌に絶句するレイ。
「毎年こうなのか?」
驚いたままのガムリン。
「まぁな。」
にやりと笑うバサラ。
いじわるなバサラが書いてみたくて書いてみました。
思いつきなので文章破綻してるかもしれませんが、、、。
なんか普段のバサラが書けた様な気がします。いじわるだけど。