まあいっか

鉄拳/ラス仁・花仁・真仁 呪術/五夏 主に思ったことを書く

ガムバサガムなお話。

長いけど、内容は無いよう。。。とほほ。

       □ 

軍の施設の中、足早に歩いていると

「ギンスポ読んだぜ!」

元気になったドッカーに話しかけられる。

「ギンスポ?ああ、あれか。」

熱気バサラとお前がそんな仲だとはな!」

「あ、あれは嘘だ。あんな事していない!!」

「ははは。わかってるって。そう興奮するな。」

「もう完全復帰みたいだな。」

「ああ。」

しばらく話し込む。

バサラの歌の効果で、ドッカーは復帰した。

以前は信じていなかったが、今は信じざるを得ない事になっている。

初めて、歌エナジーというものを見た時は驚いた。

光るモヤの様なものが、いろいろな色になり届けたい相手に

伸びて行く。なんとも不思議だった。

バサラの歌エナジーは、モヤではなく赤いビームの様な

強い光を放っている。

これから、戦いはどうなっていくのだろう。

バサラの歌が敵に有効という事が証明され、我々の力以上のものを

発揮している。作戦も、サウンドフォースの援護が主になってきた。

バサラに頼り切りになる時がくるのだろうか。

それだけは、嫌だ。

自分の出来る事をみつけなくては。

       □     

「よお!」

「バ、バサラ。」

「なんだよ、変なカオして。」

街中を散歩中に声をかけられた。

熱愛報道をされてから、初めて会う。変に意識してしまう。

「ギ、ギンスポは読んだのか?」

「あ?ああ、ミレーヌが読んでたヤツか。ははは。

 お前が下だったな。」

「くっ。なんなのだ、あの書き用は!!」

「ま、嘘なんだからいいんじゃねぇの。」

「ああ、嘘だ。嘘だが、オレがお前に組敷かれるなんて!!」

「なんだよ、オレが下だったらいいのかよ?」

「そ、そういう事じゃないが。お前は、なんとも思わないのか?」

「別に。」

「女相手だけでなく、男相手でも、だぞ!」

「だから、嘘だし。別に気にする事ねぇよ。」

言い合っている所に、女の子のグループが近づいてくる。

「あ!あの人!!バサラとエッチした人!!」

「え?!ち、違います!!!!!!!」

「色白〜い。バサラああいいう人が好みなんだ。」

「まぁな!」

「え???」

バサラの返答に、キャーという歓声を上げて去って行く。

「な、なにを言ってるんだ!!」

「なんだよ。いいだろ別に。」

「嘘に乗りかかってどうするんだ!」

「嘘じゃねぇし。」

「え?嘘じゃない???」

「オレは好きだぜ。アンタの白い肌とか色々。」

「や、やめろっ。そんな目で見るな!!」

バサラならあり得ると思った。まさか、自分をそう言う目で

見ているとは!!!

「見ちゃ悪ぃのかよ。」

「男相手におかしいだろ。」

「別におかしかねぇだろ。好きなものは好きなんだし。」

「お、お前、ゲイなのか?」

「さぁな。」

バサラの顔が一瞬曇る。なにか心に突き刺さるモノがあった。

なにかは解らないが。

バサラが去って行く。

が、自分と同じ方向に進んでいるので、前を歩いてる状態だが。

程なくして、公園にたどり着く。

「スマン。」

「あ?」

「さっきの事だが、デリケートな事なのに、済まなかった。」

「何が?」

「、、、、。わからんのならいいが。とにかくスマン。」

いつものバサラの態度の様に見えたが、どこか元気が無かった。

さっきは言い過ぎた。偏見があってはいけないと

いつも思って過ごして来たが、今しがた偏見の固まりの様な

事を言ってしまった。

バサラがゲイでも、構わないじゃないか。

軍にだって、そういう人はいる。

理解しているつもりでいたが、まだ偏見があったのか。

「おい!」

「え、あ、なんだ。」

「暗い顔してんじゃねーよ。」

「あ、ああ。」

自己反省している顔を見られた。

バサラは、少し怒ってる感じがした。

「歌、聴いて行けよ。」

「あ、ああ。」

木陰に腰掛けると、バサラが歌いだす。

優しい響きが、風を震わせる。

バサラを見ると、バサラもこっちを見ていた。

目が合う。

ドキンと心臓が跳ねる。

視線を外そうとするが、バサラはじっとみつめて歌っている。

顔が熱くなるのがわかる。

にっこりとバサラが笑った。

なんで笑われたのかわからなかったが、バサラがやっと視線を

外してくれたので、ホッとした。

優しい歌が、心に響いてくる。

さっきのバサラの笑顔が甦ってくる。

なぜ笑ったんだろう?

「落ち着いたか?」

「ああ。お前の歌はすごいな。」

「だろ?ははは。」

「お前に、好かれるのはなんだかくすぐったい感じがする。」

「あ?さっきは、すごい剣幕だったけどな。」

「いや、あれは、済まなかった。」

「お前って、あんまり攻めると食い付いてくるよな。」

「食い付く?」

「小動物みたいだな。ははは。」

「な、オレが小動物???」

「可愛いぜ。」

「え。」

「もういっちょ歌うか。」

バサラが立ち上がって歌いだす。

さっきの笑顔を思い出す。そういえば、グババにも

同じ様な笑顔を向けていた様な。。。

オレと、グババ、バサラの中では同じ扱いなのか??

なんだろう、このがっかり感は。

自分は、バサラの事をどう思っているのだろう。

友人?仲間?なにか違う。

憧れの存在。。。戦いに於いても、私生活に於いても。

そう、今や憧れというか羨ましい存在になっている。

そんなバサラが自分を好きだと言う。

悪い気はしない。自分はバサラの事を好きだろうか。

好きか嫌いかでは、好きの方だ。

でも、愛しているとかそういうのとはかけ離れている。

バサラは、自分を愛しているのだろうか?

「また、暗い顔してやがったな。オレの歌聴いてたか?」

「あ、ああ、スマン。考え事をしていた。」

チッと舌打ちをするバサラ。

「何考えてやがったんだよ。」

「お前の事だ。」

「へー、それで?」

「オレの事を、どう思ってるのかと考えていた。」

「好きって言わなかったか?」

「それは、愛しているとは違うんだよな?」

「なんだよそれ、聞きたい訳?」

「え、いや、なんだ、、、、聞きたい。」

「お前はどうなの?」

「オレ?!オレは、好きだが愛してるとは。。。。」

「好きか。好きならそれでいいじゃねーの。」

「いや、良くない。愛しているとしていないのでは。」

「なにか違う訳?」

「う、、、違わない。」

「じゃ、いいじゃん。」

愛していると言われたら、どうなんだろうか。

バサラがまた歌っている。LOVE SONG。

LOVE SONG。。。

愛の歌。愛していると好きはどう違うのだろう。

大きさ?感じ方?う〜ん。。。。

「Ah~ 忘れないさ 待ってるよ I LOVE YOU〜♪」

「?!!」

耳元でバサラが歌った。

待ってる?バサラは、オレの気持ちを待ってるっていうのか。

顔が熱くなる。

バサラが笑う。

どんどんバサラのペースに乗っかってる気がする。

このまま、バサラの事を愛してしまうくらい惹き込まれてる。

オレにこんな想いがあるなんて。

バサラを愛してしまう想いがあるなんて。

いつか、本当に愛している自分がいるかもしれない。

バサラなら、いいか。

呟きが漏れる。

おわり

ガムリンさん鈍いと思う今日この頃。

テレビ版の31話あたりのねつ造話。

文章へたくそだから、表現がアレですいません。

ガムリンさんはもっと素敵な考え方をしているはず。。。。

稚拙ですいません!!!

お目汚しすいません!!!

後半、息切れしててすいません!!!!orz